コミュニケーション

 

職場体験の時、まず本人に確認することは、

「美容師に興味があるの?」という質問です。

 

答えは様々。

「興味はあるんですけど、まだ決めてはいません。」

「人の髪をいじるのが好きだから」

「接客の仕事に興味があって」等々。

 

 

このあたりの答えなら、そうなんだねって応援してあげたくなるけど、まれに

「興味はないけど、他に行きたい事業所がなかったので」

って正直に答える子もいます。

 

そんな時は、私も正直に「家近いしねー」って投げやりな気持ちを返します。

 

そんな子を受け入れた年は、

「私の貴重な3日間を無駄にすな!」

って内心沸々しながら淡々とこなします…、わたしも人間なので

やりきれないって、こんな時に感じます…。

 

 

こういう時は、嘘でもいいから「興味はあります。」って言うんですよって

学校側が事前に教育しといて欲しいとも思います。

 

終わってから、型にはまった堅苦しいお礼状が届きます。

でもそこには、個人の想いは何も込められていないような

ほんとの堅苦しいお礼状(季節の挨拶から始まるような)。

 

こんなの書く時間があるなら、子供なりのやり方で大人に上手に甘える方法とか、

コミュニケーション能力を高める事前学習に、もっと時間を使ってほしいと思う訳です。

 

 

 

「コミュニケーション」で思い出したのは、

1番最初に体験に来た子が質問をくれた1つに、

 

「美容師さんは接客の仕事なので、

コミュニケーションの能力が高くないといけないと思うのですが、

私は苦手です。どうしたら良いですか?」

 

と聞かれました。

 

 

「私も苦手です。」って答えました。

 

 

誰とでも気軽に話をできる人がいますけど、

私はそれを「コミュニケーション能力が高い」とも思いません

 

 

「その時に必要な言葉かけを、必要なタイミングでできることが、

私にとってはその能力の高さだと思うので、これも日々のトレーニングだと思います。」

 

と答えたと思います。

 

 

私はとにかく昔から人見知りだったので、

知らない人と会話をするなんて、今でも苦手です。

 

仕事中は、一応プロとしての自覚があるので、恥ずかしがっていられないと思って会話をします。

 

 

なので、

こんな私でも大丈夫だから、中学生が心配することはないのです。

 

 

 

ちなみに、

この1番に来てくれた彼女は、今年の春から短大に通って保育士になる勉強をするそうです。

当時中学生だった子が高校生に入って大学生になる時に、

きちんと自分の進路や夢を、

少し接点を持った大人に報告をしに来てくれました。

 

たとえそれが美容師という選択ではなかったしても、私にはとても嬉しかったです

 

彼女は、社会に出ても立派に活躍できると思います。

 

 

他人との関係性を築ける能力(これがコミュニケーション)

こんな少しずつの積み重ねなのだと思います。

 

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