きっかけ

 

ここ数年、中学校のキャリア教育の一環で「職場体験」の申し出があり、

今まで5人の中学生の受け入れをしてきました。

 

正直言って、この職場体験に意味があるのかな?と思いながらの受け入れでした。

 

でも、美容業だけに限らず生き方の選択の1つとして、

事業を始めて感じたことや、やりがい等々

 

私の感じている”想い”を伝えるために、

お客様の予約を断っても、ゆっくり話す時間を作りました。

 

 

ほかの事業所は、ひたすら掃除や洗濯、ひたすら見学らしいという話を聞いて…、

余計にがっかり…。

 

 

うちに来てくれて職場体験をした子達の中で1人でもいいから、

私に出会ったことをきっかけに美容師に興味を持ってくれるといいな

と思って、限られた3日間をどれだけわくわくさせてあげることができるか

私は考えていました。

 

 

でも、

それにしては3日は短く、3日は長く感じられたのは事実です。

 

 

美容師の仕事は、お客様に触れることができるまで、相当な時間を要します。

それなのに、3日でこの仕事を体験させるって…。

そりゃ掃除洗濯になるよなって矛盾を感じながら、

伝えるに足りなかった時間を別の時間を設けて、

「この仕事の良さをきちんと伝えたい」と思う様になりました。

 

 

 

そんな事を考えてはいたけど、5年何もしないで日々は過ぎていきました。

 

 

 

そして、お店を始めて10年目にスタッフを1人採用することになり教育をしていく中で、

1人に伝えるならついでに複数に同時に伝える方が効率がいいなと感じたのです。

 

そこで、美容学校を卒業したそのスタッフが、

美容師に興味のある高校生と一緒に学ぶ時間を作りました。

 

 

それが、『いっぽ』の会。第1回目は6人でのスタートでした。

 

 

「美容師になりたい」って思ってる人は、どうやらいっぱいいるようです。

でも「きついらしいよ」「給料安いらしい」とか…、

その裏にある”実は楽しいこと”を知らずに、無難な違う仕事に就くそうです

 

 

私にできることは、

その「きついらしい」とか「給料安いらしい」を否定するのではなくて、

それはすべての職業に該当すること

物事の受け取り方でいかに「きつい」が「ふつう」に受け取れるか

「安い」が自分にとって妥当であるか

それらを伝えることで、美容師になりたいけどあきらめる人を減らすことだなと思ったのです。

 

 

それはまだまだ始まったばかりで、結果なんて未知の世界だけど。

 

 

『いっぽ』を始めて約1年と半年。

 

 

すでに1回目の出席者の中に、美容師を目指して動き始めた子、違う生き方を選択した子がいる事。

 

まだ3回しか開催していないにも関わらず、いろんな変化が起きてきていることに

 

只々、楽しんでいる私がいます。

 

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