きっかけ

 

そんなこんなしていると、

またも中学校から職場体験の受け入れをお願いされてしまった…。

 

すんなり答えが出なかったので、2日待ってもらうことに。

 

 

最近は「いろいろ考えないで答えを出す」って決めてるのに、

やっぱり考えて「損か得か」悩む自分がいます。

 

多分、答えは決まってるんだけど、

ちょっとじらして”歓迎していません”オーラを学校側に見せようとする

私の”意地悪”なところと言うか…正直な気持ちなのです。

 

ただ、

「もうなんでもいいや」

どこかで私が放った一言でも、相手のどっかに響いてくれれば…。

 

 

 

ということで

職場体験、今年も受け入れしてみます!!

 

 

さて、私が美容師になったきっかけ…。

そう、母の

「資格を取りなさい」

「手に職」

「美容師の仕事は絶対なくならない」

「女性が自立する時代が来る」

って言葉に、”結局”乗っかってみた

そして他にもまだまだ何かいっぱい、私に擦り込んでたな。

 

 

でも今思い返したら、うちのおかんは預言者みたい。

 

 

姉には変な擦り込みをしてなかったから、

「なんでお兄ちゃんお姉ちゃんには言わないで私ばっかり?」って聞いたこともある。

「奈々ちゃんは、大丈夫!」

って言われて…意味がわからなかったけど、何となく大丈夫な気がしてた。

 

それに、母の預言で姉や兄は大丈夫じゃなかったんだ…って、今ならわかる。

「あいつらは大丈夫じゃあないかも?」って。

 

私は、単純に素直だったのだと思う

よく言えば、「素直」。

「自分の思いがなかった」とも言う。

 

 

 

でも、ここで迷わずに美容師を目指した訳ではないのです。

 

 

 

私が高校を卒業した頃、バブルは崩壊していたものの、まだまだ景気が良く

高卒でも一部上場企業からの求人が沢山出ていました。

 

だから、こんな時代に美容師なんて「ザ・修行」はできないと思い、

とっととお給料が良いだけの興味もない「会社勤め」を選ぶ私でした。

 

 

そして 高校を卒業後、大阪の会社に勤め始めました。

 

土日は休み、帰りは5時過ぎ。

寮に帰れば寮母さんがおいしいご飯を作ってくれてるし、

たいして仕事もできない小娘にいきなり15万円もお給料をくれた。

 

今考えたら、恵まれている環境。

 

 

でも、

その一つ一つがたまらなく嫌でしょうがなくて、

「お金のために我慢するなんて、私にはあり得ない」って思っていました。

 

悩んで答えを出すという選択肢はなかった。

 

無理無理無理無理の一点張り。

 

会社の係長には、毎日「気持ちは変わらないか」ってずっと説得され続けていて。

その説得をどうしたらやめてもらえるのかを、毎日考えているくらい。

 

それくらい、会社を辞めようかと迷っているわけではなく、

どうやったら辞めさせてもらえるかを考える毎日でした

 

 

もう一瞬で

会社に残った何年後かの自分を想像して、「退屈じゃん!!」って。

 

毎日同じ時間に会社に行って、ほぼ同じ時間に帰って、このままこの会社の中の誰かと結婚して、この会社の社宅で暮らして…。

「そんなの楽しくなさそう」って、18歳の私が自分で判断して動きました。

 

 

きちんと係長を説得しないと、ずるずる我慢させられると思ったので、とっさに出た言葉が、

「美容師になりたいんです。」

だったんです。

 

ほんとにそう思ってたわけじゃないと思う。

 

上司やこの会社から逃げるために、とりあえず言い放った程度の思い。

 

なのに、係長はその言葉でようやく納得。「君の人生だから、邪魔はできないね」って。

 

 

今、気が付いたけど…。

この係長、中々熱くて、親切で、”いい父親”の様なあったかい方だったんだな。

なのに名前も憶えてない、薄情な私…。

 

 

最後の挨拶に日に、係長が皆さんの前で「彼女は美容師を目指すそうです!」って

目をうるうるさせながら話をされているのに、

私は心の中で

「美容師かー、なれるのか?私?それ、今みんなの前で言ったら、なれなかったらまずいな…」

なんて勝手に焦ってたり。

 

 

あの頃の私もなかなかでした。

 

 

私が美容師になったきっかけは、ここが原点です。

 

 

ただ、母親の言いなりになるのは嫌で、

母親に逆らったつもりの場所から逃げる言い訳にしたのが、

母親の擦り込んだ

 

「手に職」「美容師」

 

凄いオチだ…。

 

 

こんな、私でも

ちゃんと美容師なれました。

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